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小松氏、亀田総合病院と徹底抗戦の意向

レポート 2015年9月25日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

懲戒処分の問題で揺れる亀田総合病院(千葉県鴨川市)副院長の小松秀樹氏が9月24日に、都内で記者会見を開いた。小松氏は、厚生労働省や千葉県、亀田総合病院を運営する医療法人鉄蕉会理事長で、同法人懲戒委員会委員長の亀田隆明氏の経営の問題などを批判し「あらゆる方法で戦う」と述べ、全面的に争う姿勢を見せた。懲戒委員会は9月25日に開催されるが、小松氏は、代理人とともに出席して反論する意向を示し、「懲戒解雇したい意向を耳にしているが、(委員会の枠組みに正当性がなく)懲戒処分にならないのでは」と見通した。 小松氏は、同日の会見で、千葉県における補助金の問題や厚労省職員の医師派遣への関与の問題を改めて指摘(『亀田総合病院、『医療崩壊』小松氏の言論抑制』を参照)。小松氏は、地域における亀田総合病院の貢献に一定程度理解を示した上で、亀田理事長との対立が顕在化したのは、「提携先の病院の信用調査において問題が見付かった」(小松氏)中国事業や重粒子線事業と言及。関係の悪化については、小松氏の経営批判があるとの見方を示して、「黙って病院を去るのではなく、あらゆる方法を駆使して戦うことを選択した」と述べた。 SNS...