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モデル研修プログラムは4パターン - 横山彰仁・日本内科学会認定医制度審議会会長に聞く◆Vol.3

インタビュー 2015年10月10日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――内科には今、13のサブスペシャルティがあります。従来は認定内科医のカリキュラム1年後に、サブスペシャルティの研修が始まりました。内科専門医のカリキュラムは3年なので、今後研修開始が2年遅れることになりますが、その辺りに不満の声はあるのでしょうか。 内科学会は、サブスペシャルティの学会と、「内科研修は、階段状に技術を積み上げていくスタイルではなく、13に上る幅広な領域研修を行き来しつつ、ジェネラリティとサブスペシャルティが一体・調和するような研修内容を持ち合わせている」という概念を共有しています。内科系と外科系では、基本領域とサブスペシャルティの関係が若干異なると考えています。 多くのサブスペシャルティは、研修期間を3年とするようで今と同じですが、プログラム制になるため、研修の進め方は異なってきます。ただ具体的な検討はこれからで、内科専門医の3年間の研修には、サブスペシャルティの研修も当然ながら含まれるので、その分をサブスペシャルティ研修の一部とすることも想定されます。 ――その分、サブスペシャルティの研修期間が短縮する。 今後の検討課題ですが、それもあり得るかもしれません。サブスペ...