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小松氏に懲戒解雇処分、「到底納得できず」

レポート 2015年9月25日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

亀田総合病院(千葉県鴨川市)副院長の小松秀樹氏は9月25日、同病院を経営する医療法人鉄蕉会から、就業規則に違反するとして、懲戒解雇処分を言い渡された。発効は同日付。 小松氏は、千葉県における補助金問題や厚生労働省職員の医師派遣への関与問題などを、メールマガジンなどで批判してきた(『亀田総合病院、『医療崩壊』小松氏の言論抑制』などを参照)。これらの言動がきっかけで、鉄蕉会は懲戒処分に動いた。 小松氏は、「処分には到底納得できない。行政の問題点を指摘し、社会の不正を正そうとしたが、その言論を弾圧するという反社会的行為を、亀田総合病院という大病院が行うことが信じられない」と憤りをあらわにする。鉄蕉会は処分の翌日から1週間以内に不服申し立てができるとしており、小松氏は書面にて反論をまとめ提出する予定だ。 25日はまず懲戒委員会が午後1時30分から、約1時間30分にわたり開催された。終了してから約2時間後に、懲戒解雇処分が言い渡された。懲戒委員会には、鉄蕉会理事長の亀田隆明氏をはじめ、同法人の関係者ら10数人が出席。小松氏は、弁護士とともに出席した。 懲戒委員会に先立ち、鉄蕉会からは、「懲戒処分...