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84特定機能病院の集中検査が終了

レポート 2015年9月25日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

特定機能病院を対象にした集中立入検査の検査項目について協議する厚生労働省「大学病院等の医療安全確保に関するタスクフォース」(本部長:塩崎恭久厚生労働大臣)の第3回会議が9月25日に開催され、9月9日までに全84の特定機能病院の集中検査が終了したことが報告された。 第3回会議は個別の病院名を挙げた議論が中心となるという理由で非公開で行われ、会議終了後に厚労省医政局地域医療計画課がブリーフィングを行った。集中検査は6月24日から始まり、9月9日に終了。集中検査には最初はタスクフォースの顧問(野村修也弁護士、楠岡英雄社会保障審議会医療分科会長、山口育子 NPO 法人ささえあい医療人権センターCOML理事長)も同行した。 集中検査では、定期検査のように書類の確認に留まらず、病院開設者や管理者には「医療安全をどう認識しているか」、中堅医師、若手医師、看護師、事務職ごとに、「組織として風通しはいいか」といったことも聞いたりした。地域医療計画課は、検査の過程で「問題が発見されたことはなかった」と説明している。 当初から「処分ではなく、次年度以降の見直しにつなげることを検査の目的とする」という方針を示...