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時代に見合う産業医の在り方、検討開始

レポート 2015年9月27日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

産業医の在り方について検討する厚生労働省「産業医制度の在り方に関する検討会」(座長:相澤好治・北里大学名誉教授)の第1回会議が9月25日に開かれた。 今年12月から労働安全衛生法の改正で「ストレスチェック制度」が新設されるなど、産業医の負担が増加することが予想されており(『新制度で産業医、「負担が数倍に」 - 野村忍・早稲田大学人間科学学術院教授に聞く◆Vol.1』を参照)、検討会では改めて産業医の位置付けや役割を見直すことを目的としている。明確な期限を設けず、抜本的な見直しにつながるような議論をする方針。委員には医療関係者だけでなく、経済団体や労働組合も加わっている。会議の冒頭で、座長に相澤氏、座長代行に産業医科大学産業生態科学研究所産業保健経営学研究室教授の森晃爾氏がそれぞれ選出された。 「産業医制度の在り方に関する論点(メモ)」として、厚労省労働基準局安全衛生部労働衛生課は(1)求められる労働衛生管理、(2)産業医に期待される役割、(3)医師以外の産業保健スタッフの役割、(4)小規模事業場における労働衛生管理の強化、(5)事業者と産業医の関係、(6)その他――の6つの柱を提示。労...