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中医協委員に松原氏、日医副会長

レポート 2015年9月30日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

日本医師会の横倉義武会長は9月30日の会見で、10月に任期切れとなる中医協委員の鈴木邦彦常任理事の後任として、松原謙二副会長を充てる方針を示した。日医の常任理事会で承認済みという。松原副会長は、平成になってから最大の引き下げ率となった2006年改定に日医のメーンの担当の委員として臨んでいて、横倉会長は「経験を生かしてほしい」と述べた。 現在、中医協において、日医は、鈴木氏のほかに、中川俊男副会長と松本純一常任理事が委員となっている。横倉会長は、松原副会長を選んだ理由として、マイナス3.16%の改定となった2006年において、中医協委員を務めた点を指摘。2016年度改定について、横倉氏は「今回の改定の議論は厳しい。(2006年改定でメーン担当だった)経験を役立ててほしい」とした。 また、松原副会長は、大阪府内で開院して訪問診療など実施していて、横倉氏は「(地域包括ケアの構築に当たって)診療所の役割が重要になる」として、地域医療の実態への理解が、今後の議論に役立つ点も一因として挙げた。さらに、現在の中川副会長と松本常任理事が外科系の診療科出身である中で、松原副会長の専門が、内科系である点も...