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死亡30例で 遺族ヒアリングの方針、群大新事故調

レポート 2015年10月13日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

群馬大学医学部付属病院で腹腔鏡手術を受けた患者8人が死亡した問題を受けて、同大が新たに設置した外部委員による「群馬大学医学部附属病院医療事故調査委員会」(委員長:上田裕一・奈良県総合医療センター総長)の第5回委員会が10月12日に東京都内で開かれ、開腹手術も含め、当該執刀医が2007年以降に担当した手術で死亡した30例 について、可能な限り遺族へのヒアリングを行う方針であることが説明された。 報告書提出の遅れ示唆 この日の委員会は午前11時からに始まり、終了は午後5時10分。非公開で、上田氏が終了後に記者会見を開いた。9月25、26日に集中して、腹腔鏡手術関連で死亡した7遺族からヒアリングを行ったと報告。9月22日にも1遺族からヒアリングを行っており(『「前回報告書、プロセスを検討したい」群大新事故調』を参照)、今回の調査対象である腹腔鏡手術での死亡8例の遺族全てからヒアリングを終えた。 さらに、開腹手術関連の死亡症例10例を含む2007年以降の当該執刀医が担当した手術での術後90日以内の死亡症例30例の遺族にも可能な限りヒアリングを行う考えであることを説明。既にヒアリングを行った腹腔...