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医療費カットの切り札は「患者負担増」か「ジェネリック」?◆Vol.2

スペシャル企画 2015年10月18日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

特集Vol.2では、増え続ける医療費に対応するための方策について、医師(m3.com)側と医療の現場では患者の立場であるNewsPicks(以下、NP)読者側の意見を比較したい。医師側の最多は約半数が選んだ「窓口での患者負担の増加」だった。「保険診療の絞り込み」「大病院の受診制限」など、医療の制限が必要との回答も多かった。 医師は「日本人の死生観を変えるべき」だと強調 また、医師側の回答の中には「患者教育の徹底」「軽症での救急外来受診の抑制、救急車の使用抑制」「日本人の死生観を変えることしかない」など患者の意識改革を求める声が多かった。医療側のシステムについては「高齢者の検診・人間ドックの廃止」「開業医の厳選化」「整体師やほねつぎ系を医療保険から外すべき。エビデンスがなさすぎるものに保険を使うなんて国際常識に反している」という意見もあった。 NP読者は「医療にビジネス原理を」と提案 一方、NP読者側の最多の意見は、「ジェネリック医薬品の利用促進」だった(ジェネリック医薬品の是非については第3回で改めて考えてみたい)。また、「医療機関へ報酬削減」が目立ったほか、「その他」の具体例として、...