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ジェネリック医薬品「使いたい」医師はNP読者の半分◆Vol.3

スペシャル企画 2015年10月22日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

先発医薬品の特許期間が切れた後に、他の製薬会社が同等の有効性があるとして製造・供給するジェネリック医薬品。開発費が不要なことなどから安価になる。医療費削減に効果があるとして、政府は2020年度末までにジェネリック医薬品の普及率を80%にすると表明。それによる医療費の削減効果は2020年度に1.3兆円になるとしている。 医師では意見が分かれる では、そのジェネリック医薬品を「自分自身が」使用したいかを尋ねた本問、「思う」と答えた医師は35%にとどまった。医師側では「思う」「思わない」「どちらでも良い」がほぼ3等分しており、意見が割れている状況が見て取れた。自由記述欄からは、薬効が先発医薬品と同等かどうかに確信が持てないことに不安を感じているようだ。 薬効に不安、医師に選択権を 具体的には、「十分な効果があることを示し、積極的に処方される体制を作ってほしい」、「もっともっといろんな種類のジェネリックが出てきてほしい」という期待の声もある一方、「有効成分が同じでも、基材・添加物まで同じとは限らないので、「同じ薬」とは言えない。副作用情報を収集・提供しない会社のものは使いたいとは思わない」、「...