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「専攻医の募集数、制限」「全医師かかりつけ医に」

レポート 2015年10月20日 (火)  成相通子(m3.com編集部)

厚生労働省の医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループ(座長:福井次矢・聖路加病院長)が10月14日に開かれ、日本専門医機構理事長の池田康夫氏、日本医師会常任理事の小森貴氏、卒後臨床研修評価機構専務理事の岩崎栄氏へのヒアリングを実施した。 池田氏は2017年度にスタートする新専門医制度で、専攻医の募集数を指導医数に合わせて制限することや、地域医療に配慮し都道府県ごとに調整する方針を説明。小森氏は日本の医師の35%に当たる専門医資格を持たない医師に対し、日医の生涯教育プログラムでフォローすることや、日本の全ての医師が「かかりつけ機能」を高めることが重要だと主張した。岩崎氏は、卒後臨床研修における指導体制の強化や研修医数の制限の必要性を指摘した。 2020年度の臨床研修制度の見直しに向けて、同ワーキンググループでは、到達目標・評価の在り方について、関係する諸団体のヒアリングを実施している(『「外科を必修に」「項目を絞って」、臨床研修』など参照)。 議論の中で、何度も言及されたのが「卒前実習、初期臨床研修、専門医研修から生涯研修まで、シームレスな検討」。以前から指摘さ...