「かかりつけ機能」「在院日数」の評価がカギ

社会保障審議会医療部会（部会長：永井良三・自治医科大学学長）が10月22日に開かれ、2016年度診療報酬改定の基本方針案について議論した（資料は、厚生労働省のホームページ）。 基本方針案は、3つの「基本認識」と、4つの「基本的視点」から成る。地域医療介護総合確保法を踏まえ、「基本的視点」の中で重点課題とされたのが、「医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムを推進する視点」だ（右表）。この基本方針案は、前日21日に開催された社保審医療保険部会でも、提示されている（『2016年度改定、重点課題は機能分化と地域包括ケア』を参照）。 2016年度診療報酬改定の基本方針案 I．改定に当たっての基本認識について 1． 超高齢社会における医療政策の基本方向 2． 地域包括ケアシステムと効率的で質の高い医療提供体制の構築 3． 経済・財政との調和 II．改定の基本的視点について 視点1 医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムを推進する視点【重要課題】 視点2 患者にとって安心・安全で納得できる効率的で質が高い医療を実現する視点 視点3 重点的な対応が求められる医療分野を充実する視点 ...