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マッチ率100%は8大学、群馬大は研修医半減(2015年11月2日訂正)

レポート 2015年10月23日 (金)  高橋直純、成相通子(m3.com編集部)

2015年度医師臨床研修マッチングの最終結果を79の大学病院本院別に見ると、8大学が定員充足率100%となり、昨年度から4大学から倍増した。大学病院で研修を受ける割合の低下傾向は変わらず(『「大学人気」下げ止まらず、2015年度マッチング最終結果』を参照)、大学間の格差が広がっている実態が浮かび上がった。腹腔鏡下手術による医療事故に揺れた群馬大学は研修医が半減し、定員充足率は昨年の47.5%から24.6%にほぼ半減した。 79の大学病院本院別に見ると、定員を満たしたのは、東京医科歯科大学、大阪医科大学、産業医科大学、京都府立医科大学、京都大学、関西医科大学、杏林大学、順天堂大学の8大学。いずれも東京、大阪、京都、福岡の大都市圏に所在する。 定員充足率が90%台は18大学(2014年度22大学)で、以下、80%台11大学(同12大学)、 70%台14大学(同11大学)、60%台7大学(同11大学)、50%台9大学(同6大学)、50%未満12大学(同13大学)。 最も多くのマッチ者を集めたのは、東京大学の125人、次いで東京医科歯科大学119人でトップ2は昨年度と変わらず、3番目に京都大学...