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小松秀樹医師に対する懲戒解雇の撤回を求める

レポート 2015年10月26日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

亀田総合病院(千葉県鴨川市)の副院長を務めていた小松秀樹氏が、同病院を経営する医療法人鉄蕉会から懲戒解雇処分を受けた問題で(『小松氏に懲戒解雇処分、「到底納得できず」を参照)、小松氏の出身大学である東京大学医学部の同期医師ら4人が10月26日、実名で、懲戒解雇処分の撤回を求める声明を公表した。その全文は以下の通り。 小松秀樹氏は、これまでにも医療崩壊・医療の限界・慈恵医大青戸病院事件等の著作を通じて医療界の現状に大きな警鐘を鳴らし、日本の医療をよい方向に牽引してきた実績がある。その氏が乞われて亀田総合病院に活動の場を移したとき、我々は亀田総合病院が氏の業績・名声・叡智という大きな付加価値を手にして、一回りも二回りも輝いたと感じた。その後の氏の活躍、東日本大震災での透析患者緊急受け入れ、老健疎開作戦、知的障害者施設利用者300名の受け入れ、南相馬総合病院との連携、安房10万人計画などの実績は我々の期待を超えるものであった。そしてこのことこそが、多くの若い医師たちを亀田総合病院に引き付けてきた引力であった。その氏の功績を一顧だにせず懲戒解雇するということは常識ではあり得ない。 懲戒解雇の理...