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介護福祉士や栄養士、チーム医療として評価

レポート 2015年10月27日 (火)  成相通子(m3.com編集部)

10月23日に開かれた中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、厚生労働省は2016年度診療報酬改定の目玉となる一般病棟の入院基本料の見直しをめぐり、算定要件となる「重症、医療・看護必要度」項目について、新たに無菌治療室、せん妄や認知症の患者を評価に入れることや類似項目の集約化、チーム医療の推進を評価する案を示した。診療側、支払側ともに概ね賛成する意見が多く、今後は具体的な評価方法について議論する見通し(資料は、厚労省のホームページ)。 一般病棟用(7対1、10対1、13対1入院基本料を届け出ている病棟)の「重症度、医療・介護必要度」の項目は、2014年度診療報酬改定で要件厳格化などの見直しが行われたが、現状の「急性期医療における患者像」を十分に反映できていないとの意見が入院医療等の調査・評価分科会であり、課題となっていた。 今回の中医協資料で見直しの対象として挙げられたのは、(1)「重症度、医療・看護必要度」のうち、「医療処置等に関するA項目」で、手術直後の患者、救急搬送後の患者、無菌治療室での管理が行われている患者の評価、「ADLに関するB...