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84歳で“現役”、30以上の肩書持つ◆Vol.1

スペシャル企画 2015年11月1日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

今年4月に京都を中心に開催された、「第29回日本医学会総会 2015 関西」。その会頭を務めたのが、京都大学名誉教授の井村裕夫氏。「医学と医療の革新を目指して―健康社会を共に生きるきずなの構築―」をテーマに開催された同総会は成功裡に終了(『井村会頭、「2025年問題、先制医療で解決」 』を参照)。総会を機に、関西の幅広い関係者を巻き込んだ、健康・医療関連の新たな活動も始まった。 京大第二内科教授として、内分泌分野の研究・臨床に従事するほか、医学部長・総長も歴任、京大の改革にも挑んだ井村氏。 井村氏の「私の医歴書」をこの11月、計30回の連載でお届けする。 井村氏は、1977年に京都大学第二内科教授、1989年に医学部長に就任、1991年から1997年まで京大総長を務める(写真:近藤宏樹) ――井村氏は1931年2月4日生まれ。現在84歳ながら、さまざまな肩書を持ち、いまだに多忙な日々を送る。 常勤の仕事はありませんが、非常勤の仕事は30以上あります。派遣労働者と同じように、毎日出勤場所が違う(笑)。稲盛財団の会長職も、季節労働者みたいなもの(笑)。忙しい時は忙しく、暇になるとあまり事務...