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「再診後」「土曜の時間外」の緊急入院、評価か

レポート 2015年11月4日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は11月4日、20116年度診療報酬改定に向けて、2次救急医療機関の充実に向け、議論した(資料は、厚生労働省のホームページ)。 厚労省が提示した論点は2点。(1)「夜間休日救急搬送管理医学管理料」(初診時のみ)の要件を見直し、例えば「土曜日の時間外」や「再診時」なども算定可能とするか、(2)「救急医療管理加算2」(400点)の算定患者のうち、脳梗塞でt-PA施行、狭心症などで緊急に冠動脈検査・治療が必要な患者は、「加算1」(800点)として評価してはどうか――だ。 (1)については、2次救急医療機関の充実という方針は合意が得られたが、その評価の仕方には、支払側から異論が出た。(2)に関しては、おおむね了承された。 11月4日の中医協総会から、診療側委員(医科)5人のうち、日本医師会副会長の松原謙二氏(中央)、全日本病院協会副会長の猪口雄二氏(左端)が新任委員として出席。 「時間外の患者」、土曜日に限らず 人口の高齢化などに伴い、救急出動件数と搬送人数は増加基調にあり、総務省消防庁のまとめによると、2013年...