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ICUの評価、薬剤師配置を追加

レポート 2015年11月4日 (水)  成相通子(m3.com編集部)

11月4日に開かれた中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、高度急性期医療の特定集中治療室管理料等について議論が行われた(資料は、厚生労働省のホームページ)。厚労省は、「重症度、医療・介護必要度」の評価項目の見直しや薬剤師設置の評価の新設、小児等の重症例の算定日数の延長等を提案し、支払側、診療側がおおむね同意した。 厚労省が提案したのは、(1)特定集中治療室(ICU)やハイケアユニット(HCU)用の「重症度、医療・介護必要度」の評価項目のうち、A項目の「心電図モニター」「輸液ポンプ」「シリンジポンプ」の見直しと、B項目の一般病棟用との統一、(2)特定入院料病棟における治療室内で薬剤師の配置、(3)新生児と小児のICUに関し、一部の重症患者の算定可能日数を延長――の3つの論点。 健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏は、(1)の見直しについては賛成するとした上で、具体的な評価の方法は今後の議論で決めることを要望。(2)の薬剤師配置については、「評価するのは、あくまで専任の薬剤師のみにしたい」と提案した。算定日数の延長については「やむを得ない措置」と...