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認知症診断の誤診!NHKあさイチ いい番組でした!

オピニオン 2015年11月6日 (金)  中村幸嗣(危機管理専門血液内科医)

昨日のあさイチ。認知症のお話でした。ホントに認知症? (NHKは認知症の特集のHPも作っています。本当に認知症?医療現場で何が) 内容は2例の誤診例をあげたのち、せん妄、加齢、うつ病との鑑別がとてもむづかしいことを挙げていきます。そして順天堂大学教授の新井先生の解説。HPから引用し一部改変しています。 <認知症診断の現状> 「推定で460万人の認知症の高齢者に対し、約2,000人しか専門医がいない」 <認知症診断について> 「認知症は画像検査や血液検査などの生体データなどだけでは診断できない。問診、認知機能のテスト画像検査は最低でも実施を」 「認知症は、急激に症状が現れたり悪化したりすることはほとんどない。だから日常生活を聞く問診がとても重要」 「薬の処方は慎重に行うべきで、正しい診断がなされてからでも間に合う」 かかりつけ医が頑張っているが少しレベルがとも述べていました。認知症分野だけでなく間違いなくすぐに薬を出してしまう先生が確かにいます。ただ新井先生、患者や家族の意見を取り入れてくれない医師が傲慢というコメントに、それは医師ではなく人間の問題と述べていました。 画像ばかり頼る医師...