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業務軽減、「医療クラークの充実」が決め手◆Vol.10

医師調査 2015年11月16日 (月)  成相通子(m3.com編集部)

Q.11 今後、医師(医療職)の業務負担の軽減や医療の質の向上に向けて、多職種連携でできることは何だと思いますか。(いくつでも) Q.11では、医師や医療従事者の業務負担の軽減、医療の質の向上のために多職種連携でできることについて複数回答で尋ねた。最も多かったのは「医療クラークの充実」で医師の84.8%、看護師の78.6%が選択。2014年度診療報酬改定結果を評価する厚生労働省の調査でも、医療クラークの配置が医師の業務軽減につながっているとの結果が出ており(『医師の8割、「医療クラークで負担軽減」』)、今回の意識調査でも煩雑な事務作業の補助による業務改善への高い期待がうかがえる。一方で、自由回答では「クラークが入っても確認や間違いがあった時の後処理、指導に時間を取られる」(看護師)といった意見もあった。 医師で2番目に多かったのは「看護師の『診療の補助』の拡大」で42.1%。一方、同項目を選んだのは、看護師の37.8%で、選択肢で5番目にとどまる。「その他」を除き最も低かった。看護師よりも医師の方が「看護師の業務拡大」に積極的であることが改めてうかがえた(『「医師の雑用減らして」「もっ...