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「順天堂では8割が面接で不合格」、2016年度医学部入試動向◆Vol.1

インタビュー 2015年11月13日 (金)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

年々高まる受験生の医学部人気。偏差値が上昇する一方で、各大学は優秀かつ「医師にふさわしい人物」を選抜しようと、入試の多様化も進んでいる。10月末に「プレジデントFamily医学部進学大百科2016完全保存版」を発行したプレジデントFamily編集長の中村亮氏に、医学部入試の現状などを尋ねた(2015年11月6日にインタビュー。計2回の連載)。 ――医学部人気が高まっているようです。 医学部医学科志願者数は2004年度の9万6325人から、一昨年(2014年度)には14万3145人にまで増えています。国公立大医学部では2015年度は5年ぶりに1.9万人を下回りましたが、2016年度入試からセンター試験が新課程に完全移行することで、難関医学部の受験をあきらめた受験生がいることが「微減」の理由と言われています。私立大学の志願者(一般入試)は8.9万人で過去最多となっています。志願倍率は国公立前期で5.1倍、私立大一般入試で18.4倍の狭き門となっています。2016年度も、模試などの動向を見ると、昨年並みかやや増加の傾向です。 ――人気の背景をどのように分析されますか。 『プレジデントFami...