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関西の健康医療産業、発展を目指す◆Vol.29

スペシャル企画 2015年11月29日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

――日本医学会総会の会頭が「最後のご奉公」と思っていたものの、同総会を機に、さらに井村氏の活躍の場は広がった。 最初にお話しましたが、医学会総会後に、関西の広域連合の連合長を務める、兵庫県の井戸敏三知事から、「関西健康・医療創生会議を立ち上げたいので、議長をやってほしい」と依頼されました。 関西健康・医療創生会議は、関西自治体広域連合に入っている6府県と徳島と鳥取の計8府県の知事、関西の12の医学部・医科大学、徳島と鳥取を加え、14の医学部・医科大学のトップ、研究者としては、国立循環器病研究センター、理化学研究所の代表、産業界から関西経済連合会や大阪・京都・神戸の商工会議所などが参加予定です。 今、3つくらいの取り組みを考えています。一つ目は、今後重要と思われる健康医療関連の問題点についてのシンポジウムの開催。二つ目は、健康医療関連産業で、今の日本に不足している人材の育成。三つ目、これはできるかどうかは分かりませんが、何か1つあるテーマを取り上げて共同研究を実施することです。この12月にシンポジウムを開催し、テーマ別に来年、再来年と、毎年開催していきたい。 人材育成を取り上げたのは、臨...