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患者の7割超は「かかりつけ医」あり

レポート 2015年11月19日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

かかりつけ医がいる患者は、病院外来患者の73.3%、診療所患者の85.0%と高率で、当該医師を選んだ理由は、「自宅や職場・学校に近いから」に次いで多かったのが、「人柄などが信頼できる医師がいるから」だった――。 11月18日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で公表された「2014年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査」の「明細書の無料発行の実施状況調査」結果概要(速報)では、このような結果が明らかになった(資料は、厚生労働省のホームページ)。 かかりつけ医を選んだ理由としては、「診療科に関わらず、何でも相談に乗ってくれるから」との回答も多く、日本医師会副会長の中川俊男氏は、「かかりつけ医を信頼していることのほか、求められる役割が明らかになっている」と調査結果を評価。同時に、「勤務医は増加しているが、開業医の数が増えていない」とも述べ、かかりつけ医の担い手不足を懸念した。 「病気ごとにかかりつけ医」の患者も 「明細書の無料発行の実施状況調査」は、今年7月15日から9月15日にかけて、病院外来や一般診療所などを受診した患者を対象に実施(調査...