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DPCのアップコーディング防止、一定の成果

レポート 2015年11月21日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

11月20日の中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会(小委員長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)の会議で、2016年度診療報酬改定に向けたDPC評価分科会の「中間とりまとめ」が報告された(資料は、厚生労働省のホームページ)。2014年度改定における、DIC(播種性血管内凝固症候群)へのアップコーディング防止、再入院ルールの見直し、持参薬の制限など、4つのDPC算定ルールの見直しが、一定の成果を挙げていることが示された。いずれも、今後も継続する方針。 2016年度改定に向けた見直しは、「機能評価係数II」を中心に、多岐に、細部にわたる。健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏は、「後発医薬品係数」は、「数量シェアは2017年央に70%以上」という政府目標を基に、「70%以上を評価上限とする」などに変更した点を支持。最終的には80%が政府目標であることから、80%に早期に引き上げることを要望した。 これに対し、「中間とりまとめ」に対し、「数え切れない見直しがなされており、ますますDPCの制度が複雑化している。中医協委員も、何人が理解しているのか」「もう少し分かりやすく整理し...