1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 礼拝に飽き、「祈祷の時間」を有意差検定◆Vol.6

礼拝に飽き、「祈祷の時間」を有意差検定◆Vol.6

スペシャル企画 2015年12月6日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

――中高一貫である東北学院中学校に合格、1951年4月に入学した。 片道2時間以上かかる通学を3年近く続けました。往復で4時間以上かかるので、とても部活動などはできなかった。けれども、始発列車で必ず座れたので、行き帰りとも、列車の中では勉強したり、小説を読んだりしていました。当時でも、不良の学生がいてね。列車の洗面所の前に陣取って誰も入れないようにしたり……。そうした学生とは離れたところに、いつも座っていました。 ところが中学3年の2月頃、進駐軍が撤退してしまい、涌谷と小牛田を結ぶ、進駐軍の作業員用の列車も廃止され、学校に通えなくなってしまった。それで2月から仙台市内に下宿を始め、高校時代もそのまま下宿していました。 中学時代、勉強は嫌いではなかったですね。東北学院は、中高一貫だったので、高校入試がなく、中学3年生から解析Ⅰなども、前倒してやっていました。私は、東北大学の教授時代の頃から、小説を書くようになり、出版していますが、当時からも随筆などを書いていました。 しかし、涌谷小学校からの同級生の小山君が、中学3年の3学期の直前になり突然、「一高(仙台一高)に行くのだけれど、君も行かな...