がん専門薬剤師の仕事
オピニオン
2015年11月26日 (木)
薬キャリPlus
がん治療における薬学的管理や指導を行うがん専門薬剤師。聖路加国際病院 薬剤部の高山慎司氏にがん専門薬剤師の仕事と今後の展望についてお話をうかがいました。 聖路加国際病院 薬剤部 チーフ ◆高山慎司(たかやましんじ)氏 日本医療薬学会認定がん指導薬剤師、日本医療薬学会認定がん専門薬剤師、日本医療薬学会認定薬剤師、日本病院薬剤師会認定がん薬物療法認定薬剤師、日本薬剤師研修センター認定薬剤師、JADA公認スポーツファーマシスト。その他、千葉大学非常勤講師、聖路加国際大学大学院非常勤講師を務める。 がん専門薬剤師について 医師、薬剤師、看護師、放射線技師などの専門スタッフが連携して治療を行うがん治療。がん専門薬剤師の役割は、抗がん薬の選択支援やレジメン(*1)の作成、抗がん薬による副作用への対策だ。その他、抗がん薬を安全に取り扱うための管理や無菌製剤の調製など業務は多岐にわたる。 がん専門薬剤師は、日本病院薬剤師会が2007年に発足した専門薬剤師制度の一つだ。その後、厚生労働省からの告示により広告可能(*2)な制度にするため移管を検討。09年、新たに日本医療薬学会でがん専門薬剤師制度を発足した...
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