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医療事故調査制度、11月の報告は26件

レポート 2015年12月9日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

医療事故調査・支援センターの役割を担う日本医療安全調査機構は12月9日、医療事故調査制度の11月分の報告実績を公表、件数は26件であり、10月報告分の1件が取り下げになったことが明らかになった。10月分の19件と併せ、10月の制度スタートからの累計は45件。院内調査を終え、同センターに調査結果が報告されたのは1件(資料は、同機構のホームページ)。 報告件数について、常務理事の木村壮介氏は、「まだ少ないという印象はあるが、新たな制度における医療事故の定義で、どのくらいの報告件数になるかは、本当のところは分からない」と述べる。 26件は、病院24件、診療所2件。診療科別に見ると、内科が最も多く5件、以下、消化器科、外科、脳神経外科、産婦人科が各3件。医療事故発生から、報告までの期間は、10月の平均11日よりも若干長い程度だという。 相談件数は160件(内容による複数計上では190件)で、支援の求め方に関することを含めた「院内調査」に関する相談が最も多く45件(24%)、「医療事故報告の範囲やその判断」に関する相談が41件(21%)、相談や報告の「手続き」に関する内容は38件(20%)などと...