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DPC病院、「高度な内科系技術」も評価

レポート 2015年12月11日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会の診療報酬基本問題小委員会(小委員長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は12月9日の会議で、診療報酬調査専門組織DPC評価分科会(分科会長:小山信彌・東邦大学医学部特任教授)の検討結果について議論した(資料は、厚生労働省のホームページ)。従来の「外保連試案(第8.2版)」に加えて、内保連(内科系学会社会保険連合)による「特定内科診療(2014年度版)」で定められた技術の実施も、DPCの中で評価する方針で合意を得た。 内科系技術は、DPCのII群の「基礎係数」における「高度な医療技術の実績要件」に追加する。「特定内科診療(2014年度版)」が定める、重症脳卒中、髄膜炎・脳炎、急性心筋梗塞、劇症肝炎など計25疾患について、「症例割合(対象症例数を総入院症例数で除した割合)」「DPC算定病床当たりの症例件数」「対象症例件数」の実績を見ていくことになる。 「機能評価係数II」も見直す。7つの係数のうち、「保険診療係数」については、(1)実績要件のうち、一定の項目が本院よりも機能が高い分院(DPC対象病院)を持つ大学病院本院、(2)精神病床を備えていない大学病...