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CTは64列以上、MRIは3テスラ以上を高評価

レポート 2015年12月12日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は、中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は12月11日の会議に、64列以上のマルチスライス型CTや3テスラ以上のMRIなど、高機能の画像診断について、共同利用の促進など何らかの要件を前提に、より高い評価を行う方針を提案した(資料は、厚労省のホームページ)。 そのほか、さまざまな技術的事項について、提案がなされた。糖尿病透析予防指導管理料については、「一定期間内の人工透析導入がない」などアウトカム基準を満たした場合に評価する。医療機関の連携とIT化が進む中、「署名・捺印」が必要な診療情報提供書を見直し、電子的な署名と送受信を認める。 これらはプラスの評価と言えるが、一方でマイナスの評価も行う。湿布剤や脂溶性ビタミン製剤については、適正化を進める(『「湿布薬、1回70枚」に制限する案も』を参照)。コンタクトレンズ検査料も、「院内交付」の割合により点数差を付ける。 マイナス評価、さらにはDPCフォーマットによる「データ提出加算」の届出を10対1入院基本料の要件とする提案については、診療側は反対した。 高機能の診断装置、「共同利用」が要件 ...