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「コウノドリ」モデル医師が語る医療とメディア◆Vol.1

インタビュー 2015年12月14日 (月)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

男性週刊漫画誌「モーニング」の連載で人気を集め、現在放送中のテレビドラマも好評の「コウノドリ」(原作者:鈴ノ木ユウ)。主人公の産科医、鴻鳥サクラのモデルはりんくう総合医療センター泉州広域母子医療センター長を務める荻田和秀氏だ。医療ドラマは人気ジャンルだが、現役の医師として荻田氏はドラマ、漫画にどのように関わったのか。12月18日のドラマ最終回を前に、ドラマの反響の含めてお聞きした (12月9日にインタビュー。計2回の連載)。 ――原作は2012年8月から連載が開始され、累計300万部を突破した人気漫画です。どのようなきっかけで漫画のモデルになることになったのでしょうか。 前任地が大阪大学病院で、そこに鈴ノ木先生の奥さんが里帰り出産に来られて外来を担当させてもらった。そこからどのような経緯で漫画になったのかは、実はよく分からないのです。鈴ノ木先生によると、そのころはフリーターをしながら漫画を描こうとしていて、連載の話が来た時に何かするかとなって産婦人科の話となったらしい。出産後しばらくしてから、「今度、先生をモデルにして漫画を描いたんですけど」と言われて、東京で会うことになりました。した...