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医療界の環境、「依然として厳しい」◆Vol.1

医師調査 2015年12月20日 (日)  成相通子(m3.com編集部)

2015年を振り返れば、群馬大の腹腔鏡手術をめぐる問題や聖マリアンナ医科大学の精神保健指定医の不正取得問題など、大学にまつわる不祥事のニュースが相次いだほか、約40年ぶりの医学部新設が正式決定し、2017年度からの専門医制度に向け制度設計の具体化が進むなど、今後の医療界の制度改革 にまつわるニュースが相次いだ。 安倍政権下の経済・財政再生改革では社会保障費抑制の方針が打ち出され、年末には、2016年度の診療報酬改定や税制改正のニュースが連日、テレビニュースや新聞紙面を賑わせている。海外では、エボラ出血熱やMERSの流行など国境を超えた感染症の拡大や、深刻化する環境問題、テロや戦争、災害と医療の問題もクローズアップされた。 m3.comでは、年末恒例の医療界1000人アンケートを実施し、2015年の所感と2016年の展望を尋ねた(実施日2015年12月1日~6日、開業医500人と勤務医505人の医師会員計1005人)。調査結果を年末から年始にかけて連載する。 まず、今年(2015年)の医療界ならびに先生ご自身の仕事環境について、昨年と比較した所感を尋ねた。 Q.1-1 医療政策、メディア...