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高まる専門医志向、「広告可能な専門医」は56.9%

レポート 2015年12月18日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省が12月17日に公表した「2014年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」で、医療法上で広告可能な専門医を取得している医師は、56.9%に上ることが明らかになった(資料は、厚労省のホームページ)。前回の2012年調査では53%で、3.9ポイント増。2017年度からの新専門医制度のスタートを控え、専門医志向が高まっていることがうかがえる結果となった。 専門医取得のうち、最も多いのは外科専門医で6.9%、以下、消化器病専門医5.5%、総合内科専門医5.3%、小児科専門医4.2%、消化器内視鏡専門医4.0%、循環器専門医3.8%などと続く(複数回答)。男女別では、男性では外科専門医が8.1%、女性では小児科専門医が6.7%で、それぞれ最多。医療法では、基本領域、サブスペシャルティを問わず、計56の専門医の広告を可能としている。 医師・歯科医師・薬剤師調査は2年に1回実施。2014年12月末現在の状況を調べた今回の結果では、医師総数は31万1205人で前回調査よりも7937人増加。人口10万人当たりの医師数は244.9人。 うち医療施設の従事者は29万6845人。男性79.6%、女性20...