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「プラス0.49%はぎりぎり合格点」、横倉日医会長

レポート 2015年12月22日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の横倉義武会長は、診療報酬改定率の決定を受け12月21日に記者会見し、「少し厳しいが、財政全体を考えると医療崩壊が起きないような配慮はされた。ぎりぎり合格点」と話した(改定率の詳細は、『「2回連続のマイナス」、2016年度改定率決定』を参照)。 横倉会長は会見の冒頭、診療報酬本体が0.49%引き上げという結果に対し、「ご尽力いただいた安倍内閣総理大臣、麻生副総理兼財務大臣、菅官房長官、塩崎厚生労働大臣の各閣僚の皆さん、自民党の高村副総裁、谷崎幹事長、二階総務会長、稲田政調会長、田村政調会理代理に深く感謝する」と述べた。今後の中央社会保険医療協議会の議論については、「医療用消耗品は技術料から包括で償還しているが、価格上昇で人件費が圧迫されている。基本診療料をはじめとして人件費、技術料が包括されている診療報酬部門に重点配分することが必要」と指摘した。 0.49%という改定率について「当初、薬価引き下げ分は1.5%と言われており、その半分の0.75%を願っていた。それよりは少し厳しいが、財政全体を考えると医療崩壊が起きないような配慮はされた」と説明。数値の評価を尋ねられると「ぎりぎ...