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高校時代、成績トップも物理でつまずく◆Vol.4

スペシャル企画 2016年1月7日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

――高校の成績はトップで、勉強も、読書も歴史が大好き。一方で、嫌いになってしまったのが、物理。 長崎東高等学校入学の頃(提供:水田氏) 歴史は、日本史も、世界史も大好き、今でも好き。世界史の先生が、非常に凝った授業をする方で、もう熱中する。フランス革命の話を始めたら、いろいろなエピソードを紹介し、それだけで1時間も、2時間もかかっていた。皆、「いつ、先に進むのか」と思って、聞いていた(笑)。でも、その先生にひかれ、世界史が好きだった同級生はたくさんいましたね。その先生は、ご自宅で読書会も主宰しており、あの頃、皆が熱中していたのが、太宰治。私は違ったけれど、皆が「もう太宰しかない」とおぼれていた。 当時の長崎東高校は、1学年10組。うち2クラスが女子のみ。あと、文系と理系、1クラスずつ、男女が一緒のクラスだった。私はその理系のクラス。成績は、1年生の時はほぼトップ。ただ、2年生の時に、70番台に下がってしまった。そうしたら、皆が喜ぶわけ。「成績がいい、とのぼせているからだ」と……。でも、理由ははっきりしていて、それは物理の滑車の問題が分からなかったから。 職員室で問題になって、怒られたの...