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女優・川島氏の遺族、「がん放置」に反論

オピニオン 2015年12月23日 (水)  中村幸嗣(危機管理専門血液内科医)

川島なお美さんと鎧塚さんがお書きになった書籍カーテンコールが発売され、その評判が出ています。( 川島なお美が近藤誠の診断を告発 川島なお美が遺著で近藤誠医師のセカンドオピニオンを告発していた!「あれは何だったの」「がんを放置しないで」)書籍の中には(近藤)M医師のデタラメな態度などが書かれているようです。 川島さんの記述です。 〈それからもうひとつ。様々な著書で有名なM先生の存在です。先生の本でためになったこともたくさんあります。即手術しなかったのも、抗がん剤や放射線治療に見向きもしなかったのも先生の影響かもしれません。でも、がんは放置さえすれば本当にいいのでしょうか?(略)私はそうは思いません。がんかもしれないと診断されることで、人生真っ暗になってしまったとしても、それは一瞬のこと。目からウロコの『気づき』をたくさんもらえて、かえって健康的でいきいきした人生に変わることだってある。それは、自分の病への向き合い方次第なんです。(略)がんと診断されたら放置するのではなく、その対処いかんでより健全で、充実した生き方が待っている。それは私ががんになってみて初めてわかったことなのです。がんと診...