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日本医学教育評価機構が発足、国際的な質保証目指す

レポート 2015年12月24日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

医学部での医学教育を評価する一般社団法人「日本医学教育評価機構(JACME;Japan Accreditation Council for Medical Education)」の発足会見が12月24日に東京都内で開催された。機構の発足は12月1日。国際認証を得ていない医学部の卒業生が2023年以降、米国で臨床研修が行えなくなる「2023年問題」への対応をきっかけとして、国際的な観点から日本の医学部の教育の質を保証することが目的(『「JACME」、全80大学が参加し今秋発足』を参照)。記者会見でJACME理事長に就任した、日本医学会会長の高久史麿氏は「我が国医学教育の中でも画期的な出来事」と話した。 JACMEは一般社団法人として発足し、全国80大学の医学部長・医科大学長と日本医師会長、日本医学会連合会長、日本医学教育学会理事長が正会員として参加している。各大学が払う年会費100万円と受審料385万円が主たる活動財源となる。評価・認定は総合評価部会内に設置された評価委員会が行う。委員会の下には12の評価チームが設置される予定で、評価担当者は100人前後を見込んでおり、現在、各大学から推...