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日医とPICC、「健康経営」で共同宣言

レポート 2015年12月24日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会は、公共資本主義推進協議会(大久保秀夫会長、PICC;Public Interest Capitalism Council)と共同で主催した12月20日の「健康経営シンポジウム」で、健康経営の普及を目指した共同宣言を取りまとめた。12月24日の定例記者会見で、日医副会長の今村聡氏が説明した(資料は、日医のホームページ)。 「健康経営の普及を行い、中小企業経営者から配信する国民の健康増進を世の中に拡大する」ことが宣言の骨子。その具体化に向け、日医とPICCは、(1)地域ごとに具体的な健康経営普及のためのアクションプランを作成し、実行する、(2)(1)の実施に当たり、モデル地区を選定し、次回シンポジウムで健康経営普及の行動と結果、全国への普及に向けた課題等について整理する、(3)今後、毎年健康経営普及のための重点方針を決定、共有・実行する――の3つに取り組む。(2)のモデル地区は、今後、全国の医師会などから参加を募る予定。 健康経営とは、従業員の健康管理を経営課題として捉え、その維持・増進と会社の生産性向上を目指す経営手法。米国で始まった取り組みだが、最近は経済産業省が、戦略的に...