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医療事故調査制度、12月の報告は36件

レポート 2016年1月9日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療安全調査機構は1月8日、医療事故調査制度の12月分の報告件数は36件に上ると公表した(資料は、(同機構のホームページ)。2015年10月からの制度開始から3カ月間の累計は81件。10月は19件、11月は26件と推移、やや増加傾向にある(『医療事故調査制度、11月の報告は26件』などを参照)。院内調査を終え、同機構に調査結果が報告されたのは6件、3カ月間の累計は7件。機構は、医療事故調査制度において医療事故調査・支援センターの役割を担う。 36件の内訳は、病院32件、診療所4件。診療科別で最も多かったのは、内科と外科で各6件。以下、心臓血管外科と精神科が各4件、循環器内科と整形外科が各3件だった。 相談件数は187件(内容による複数計上では211件)で、「医療事故報告の手続き」に関する相談が最も多く67件(32%)で、11月よりも12ポイント増加。「院内調査」に関する相談が46件(22%)、「医療事故報告の判断」に関する相談が45件(21%)などと続いた。 今回から新たに地域別の報告状況が公表された。12月までの3カ月間の累計で、最多は医療機関の多さを反映して関東信越33件、近畿...