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多忙な中、半年ごとの休暇を満喫◆Vol.11

スペシャル企画 2016年1月14日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

――忙しい中でも、初めての留学、初めての海外での生活を楽しむ機会もあった。 リバプールに着任した2月は、うす暗く気分が滅入るくらいの街だったけれど、Windy March、Apirl Shower、May Flowerと季節がうつろい、辺り一面、緑に覆われた初夏の街は、本当に美しかった。日が沈むのが遅く、午後11時くらいまで明るい。夕食後に庭の椅子に座って、お茶を飲んだりした時間は、堀口大学の「夕暮れの時は良い時……」の詩を思い浮かべる至福の時。病院の広大な庭を、入院している子どもたちが、ガウンを来て歩いている姿は、本当にかわいかった。 医師用の宿舎には、バーがあって、皆がナイトキャップを飲みに来る。当直の医師は、それをうらやましそうに眺めているだけだったけれど(笑)。週末になると、クリスマスやニューイヤーはもちろん、看護師さんたちと何かとパーティーをしていた。私も時々出かけていくけれど、普通の洋服。けれども、彼女たちはボーイフレンドなども連れて、「下着を着ているのか?」と思うくらいのドレスを着て、どんちゃん騒ぎ(笑)。 週末以外に医師は月~金曜日のうち半日だけハーフデイといって休みが...