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55術式、「手術時間の短縮」の成果などを評価

レポート 2016年1月12日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は1月12日の会見で、「外保連試案2016」を公表、「新しい評価軸」により対応が必要と思われる、帝王切開術など55の手術術式について、2016年度診療報酬改定では重点的に評価するよう求めた。外保連は昨年6月に厚生労働省に対し、同改定に関する要望書を提出しているが、新規もしくは改正要望について、前々回の2012年度改定と同程度の採用率になるようとの期待も表明した。 外保連会長の岩中督氏 外保連会長の岩中督氏は会見でまず、昨年末に決まった改定率について、「薬価引き下げは仕方がないが、診療報酬本体だけは、プラス改定を求めていた」とし、全体ではマイナス改定だったものの、本体では0.49%、医科では0.56%となったことを評価、「何とか低迷を続けている病院経営に、ささやかだが陽が当たったのではないか。外保連としては、外科医の技術に焦点を当て、それなりの評価をしてもらいたい」と求めた(『「2回連続のマイナス」、2016年度改定率決定』を参照)。 55の術式は、帝王切開術など、2014年度改定で引き下げになったり、実際に要するコストと診療報酬との間に乖離がある術...