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九大副学長、理事に「デモドリ」◆Vol.24

スペシャル企画 2016年1月27日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

――2008年3月に九州大学病院長の任期を終え、同年4月から9月は、福岡歯科大学の客員教授を務めた。5月には九大の名誉教授の称号を付与された。当時、学校法人福岡学園理事長を務めていた田中健藏氏は、水田氏が医学生の頃、病理学を習った元九大総長・医学部長。 病院長を辞める時点で66歳、もう九大の定年は過ぎていた。周りの人たちは、「病院長をやめたら、どうするんだろう?」と気にしてはいたようだけど、私は少しのんびりしようと思っていた。母もまだ生きていたので、ゆっくり母の面倒が見れると思っていた。私の恩師の一人、田中先生に退任のご挨拶に伺った時、「うちの大学に来て、少しゆっくりして、それからいろいろ考えたらいいんじゃない」と言われた。歯科のことは何も知らなかったけれど、「全然、構わない」と田中先生が言われたので、客員教授をお引き受けした。 まだ文科省の仕事など対外的な仕事があったけれど、福岡歯科大学のその年の講義スケジュールは決まっており、大学での義務的な仕事はなかったので、人生で一番ゆっくりしていた時期かも。ただ、「客員教授でも常勤だから、毎日、来なさい」とは言われていたので、毎日出勤。時々、...