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「G30」採択で国際化、13大学の1大学◆Vol.25

スペシャル企画 2016年1月28日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

――九大理事・副学長として担当となった三分野の一つが、「国際交流」。 政府が「留学生30万人計画」(2008年7月に策定。2020年をメドに30万人を受け入れる計画)を進めており、2009年に「G30」(国際化拠点整備事業:大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)の一つに採択されました。私が打ち出した、コンセプトは「国を越え、民族を越え、言葉を越え、ジェンダーを超え、年齢を超えて、多くの人が集い、楽しく豊かに学べる大学」。文科省にも、私がプレゼンテーションに行きました。 九大にはその頃、アジアを中心に1500人くらいが留学していた。アジアに目を向けることは重要ですが、それに限らず、欧米、さらには世界各国から留学生が来てほしい。そのために、欧米の研究者とも競争的協力関係を築き、世界に開かれた教育研究環境の構築を目指す。最初の5年間で、留学生の入口から出口までの一貫した国際化拠点整備を行う。その成果の上に、2020年度までに、全学横断的に英語による教養教育を行う「国際教養学部(仮称)」を創設し、アジアを代表する世界的研究・教育拠点大学を作るという、5年間のプロジェクトです。 今の時代...