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福岡歯科大学理事長、「全ての時には季節」◆Vol.27

スペシャル企画 2016年1月29日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

――結局、九大理事・副学長は、2010年9月までの2年間、務めた。病院長時代と、理事・副学長の立場で、大学に対する見方などはどう違ったのだろうか。 病院長はトップとして全て自分に裁量権があったが、理事・副学長は一歩引くことが必要だった。もちろん、二つの仕事とも、やることたくさんあって、忙しかったけれど、楽しかったね。 その頃は、もう小児外科学会の仕事はしておらず、総会などで座長を頼まれれば、出席していたくらい。若い時は、会長として学会や研究会を主催したかった。今はやりたいとは思わない。人間というのは、歳とともに、その時々によって、やりたいことが違ってくる。言い換えれば、物事をやるには、時期がある。聖書にあるじゃない。「天が下の全てのことには季節があり、全てのわざには時がある」。 ――九大理事・副学長の2年間を終えた後、再び福岡歯科大学勤務となり、2010年10月から2011年7月まで理事を務め、その後、常務理事に就任。 理事、常務理事の時代は、理事長のサポートが主な仕事。田中理事長から、「あれをやってこい」「これをやってこい」と言われれば、「はい」ってやるだけ(笑)。学校法人福岡学園は...