2017年4月、看護大学の新設目指す◆Vol.28

――学校法人福岡学園は、2017年4月の開学を目指し、看護大学の設立準備を進めている。 口腔ケアも含め、全身のことが分かる看護師を養成するのが一番の狙い。そしてやはり高齢社会においては、チーム医療が重要。（特定行為が認められたこともあり）看護師ができる「診療の補助」の範囲も広がり、特に在宅における柱になれる看護師の養成も視野に入れている。学部新設ではなく、看護大学を新たに作るのは、「福岡歯科大学の看護学部」とすると、歯科専門の看護師養成と誤解を受けそうだったから。定員は1学年100人の予定で、2015年10月には申請書類を文科省に提出済みです。 やはり大学を作るのは大変で、文科省の審査も厳しい。文科省への相談で言われたのは、「核となる教授陣」を揃えること。あとは、実習病院の整備。学長候補者は、今は大学準備室の室長を務めている方で、私が面接し、田中前理事長にもOKをいただいていた。室長のつてで、教授陣は固めてもらった。 実習病院は、私が依頼に行き、福岡県内の主要な病院の協力を得て整えた。まだ私の顔も少しは利くからね（笑）。病院長の多くは、昔、私が教えた研修医。「先生から言われたら、仕方が...