専門医の更新、2015年度は3領域で開始- 池田康夫・日本専門医機構理事長に聞く◆Vol.3
インタビュー
2016年2月5日 (金)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
――サブスペシャルティの検討状況はいかがでしょうか。 日本専門医機構理事長の池田理事長は、専門医制運営においてもプロフェッショナルオートノミーを発揮する必要性を強調。 この際、サブスペシャルティの専門医を少し整理したいと考えています。サブスペシャルティの専門医像を確認し、それにふさわしい研修プログラを作成できるかについてのヒアリングを今、進めています。重複する部分があるサブスペシャルティについては見直し、より分かりやすいサブスペシャルティの専門医制度に変えてもらうこともあり得るでしょう。 また例えば、心臓血管外科と外科など、基本領域とサブスペシャルティの関係が明確な場合には、「基本領域とサブスペシャルティの研修が連動して然るべき」との意見があります。内科でも同様であり、内科と外科については、サブスペシャルティ領域のプログラムの中で、基本領域における研修内容を含めることも可能としています。内科あるいは外科で3年間、研修した後に、サブスペシャルティの研修に入るのが基本。ただし、外科を選ぶ際に、既に心臓血管外科に進むことを決めている場合には、なるべく早く心臓血管外科での研修を始めてもらうため...
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