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要介護の維持期リハ2018年まで継続、4回目の延長

レポート 2016年1月28日 (木)  成相通子(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)が1月27日に開かれ、リハビリテーションに関する改定案について議論した(資料は、厚生労働省のホームページ)。回復期リハビリでアウトカム評価を導入することについて、診療側が改定後に早期の結果検証を求めたほか、2016年3月で経過措置が切れる予定だった、要介護認定を受けている患者の維持期リハビリが2018年度まで継続することについて、支払側が「継続するならば点数で切り込むべきだ」と注文を付けた。 回復期リハビリはアウトカム評価が初めて導入される(『リハビリ、「アウトカム評価」重視へ』)。現在、回復期リハビリ病棟の入院患者は1日9単位まで疾患別リハビリ料を算定ができるが、リハビリ実績が一定基準を満たさない場合は、1日6単位より多い部分を回復期リハビリ病棟入院料に包括する。改定案で示された一定基準は、(1)過去半年間の回復期リハビリ病棟入院料の算定患者について、疾患別リハビリの1日平均実施単位数が6単位以上(ただし、患者数が一定数未満である場合は除く)、(2)半年間の退棟患者について、入棟時から退棟時までに機能的自...