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岡山大、6病院束ね連携法人目指す - 森田潔・岡山大学学長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2016年2月6日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

2015年9月、改正医療法が公布され、2017年4月から「地域医療連携推進法人」の創設が可能になる見通しだ。その第一号の候補となるのが、「岡山大学メディカルセンター」。岡山大学病院を中心に、岡山市内の計6病院が一つのガバナンスのもとに運営する体制の構築を目指す。その準備のため、2016年4月には一般社団法人を立ち上げる予定。岡山大学病院を大学から切り離して運営する予定で、大学病院の在り方を考える上でも注目される動きだ。 岡山大学学長の森田潔氏に、現在の準備状況をお聞きした(2016年1月14日にインタビュー。計3回の連載)。 ――2014年11月に取材させていただいた時はまだ、医療法上で地域医療連携推進法人が位置付けられる前で、同法人の制度設計により、「岡山大学メディカルセンター」が可能かどうかが決まると言われていました(『「岡山大学メディカルセンター構想」提言 - 森田潔・岡山大学学長に聞く』を参照)。大学がガバナンスを発揮できるかなどが懸念とのことでした。 この4月にはOUMCの前身となる組織を発足させる予定。 「岡山大学メディカルセンター」(以下、OUMC)は、岡山大学病院も含め...