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診療報酬改定に1047件の意見、パブコメ

レポート 2016年2月3日 (水)  成相通子(m3.com編集部)

厚生労働省が1月に募集した2016年度診療報酬改定に関するパブリックコメントで、1047件の意見が集まった。2月3日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で報告した。特に多かったのは、「チーム医療の推進」、「地域包括ケアシステムの推進」に関する意見(詳細は、厚労省のホームページ)。これらの意見などを踏まえ、同日、中医協が改定案と答申に係る附帯意見を了承した(『2016年診療報酬改定、附帯意見案を了承』を参照)。 パブコメは、1月中旬から下旬にかけて募集し、電子メールや郵送で1047件の意見が寄せられた。意見者は医師、看護師などの医療従事者、医療関係の企業の社員が計8割を占めた。 2016年度改定の主眼となる「地域包括ケアシステムの推進」については、最も多くの266件の意見が集った。管理栄養士が行う栄養食事指導の評価見直しについて、評価対象の拡大を求める声や、指導回数の制限緩和を求める声などだ。「チーム医療の推進」に関しては、医師事務作業補助体制加算を特定機能病院においても算定可能にするとの要望や、看護師の月平均夜勤時間の要件緩和に反対する意見...