1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 慈恵医大と国がん、専門医制で連携へ

慈恵医大と国がん、専門医制で連携へ

レポート 2016年2月5日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

慈恵大学と国立がん研究センターは2月3日、「大学とナショナルセンターとの新しい連携モデルの構築を目指して」をテーマに講演会を開催した。連携大学院を立ち上げるほか、2017年度からスタートする新専門医制度でも連携するなど、さまざまな面で包括協定の成果を挙げつつあることを紹介した。臨床面では2015年11月から「Web予約システム」を導入、国立がん研究センター中央病院から、東京慈恵会医科大学附属病院(本院)に患者紹介する際に、Web上での初診外来予約が可能になり、予約取得の負担を軽減した。 慈恵医大理事長の栗原敏氏 両機関は2015年4月、臨床・教育・研究、管理・運営面での連携、交流を目指し、包括協定を締結した。大学とナショナルセンターとの新しい連携モデルとして注目されている(『慈恵医大と国がん、医療・教育・研究で包括協定』を参照)。 講演会の冒頭に、両機関のトップがあいさつ。慈恵医大理事長の栗原敏氏は、「それぞれの社会的な役割を踏まえ、連携により機能強化を図り、新しいモデルを構築するのが狙い」と包括協定の趣旨を説明。国立がん研究センター理事長の堀田知光氏は、同センターはがん専門病院である...