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「医療クラーク」大学でも算定可、5~10点引き上げ

レポート 2016年2月10日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

2016年度診療報酬改定では、大学病院をはじめとする特定機能病院での「医療クラーク」配置を評価する(資料は、厚生労働省のホームページ)。特定機能病院でも、「医師事務作業補助体制加算1」の算定を可能とする(『医療クラーク、大学病院でも評価』を参照)。 勤務医の負担軽減が狙いであり、「医師事務作業補助体制加算1」は、最高の15対1補助体制加算は870点(入院初日)で、それ以外についても5~10点引き上げる。特定機能病院では既に作業補助者を配置しているケースが多く、収入増につながることが期待される。また同加算については、従来は病棟または外来に限られていた医師事務作業補助者の勤務場所の要件を見直し、診断書作成補助等の業務は実施場所を問わない。 2014年度診療報酬改定で新設された手術・処置の「休日・時間外・深夜加算1」についても、手術前日の当直回数の制限を緩和する。 そのほか、医療従事者の負担軽減の関係では、複数の非常勤職員がいる場合、常勤換算法で施設基準を満たすことを認めるほか、脳卒中ケアユニットにおける夜間休日の医師配置の基準を緩和する。 【2016年度診療報酬改定◆医療従事者の負担軽減の...