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認知症患者、小児のかかりつけ医、評価を新設

レポート 2016年2月11日 (木)  成相通子(m3.com編集部)

2016年度診療報酬改定では、外来の機能分化・連携の推進のため、かかりつけ医の評価を強化する。紹介状なしの受診時に定額負担の徴収を導入する大病院に対し、患者がアクセスしやすい中小病院や診療所で、患者を継続的に全人的な医療を提供する「かかりつけ医」の普及を目指す。 複数疾患がある認知症患者の主治医機能の評価として、「認知症地域包括診療料・加算」を新設するほか、3歳未満の小児が継続して受診する場合に「小児かかりつけ診療料」が算定できるようになる。また、「地域包括診療料・加算」の施設基準では常勤医師を3人から2人に減らすなどして緩和し、届出機関の増加を狙う(『かかりつけ医を重点評価、小児も対象に』を参照)。 かかりつけ薬局・薬剤師やかかりつけ歯科医についても、診療報酬上で定義し評価する(『「内服薬2種類以上、減少」で250点』を参照)。 【2016年度診療報酬改定◆かかりつけ医の評価に関する主要改定項目】 ◆認知症地域包括診療料・加算の新設 現行の「地域包括診療料・加算」は、「高血圧症」「脂質異常症」「糖尿病」「認知症」のうち2疾患以上ある患者が対象だが、新設の「認知症地域包括診療料・加算」...